デザイナーがデザイン物をつくる際、自分のセンスや好みを優先してしまうことがあります。

当然それは個性にもなりますし、これがカッコいい、これが可愛いと思う感覚で他者との違いが出てきます。

しかし、あまりにも自分よがりなデザインになってしまうと、良いデザインとは言えません。

・クライアントの要望と全く意図と違うデザイン
・ユーザーをまったく無視ししたデザイン
・視認性が悪いデザイン

こう言った自分よがりなデザインはなぜ起こってしまうのか?

それはデザインは自分の感覚を表現できる一つの手法ではありますが、他者、自分以外の方に目を向ける視点を持っていなければ、良いデザインはつくることができません。

・このチラシを見た人がどう思うのか?
・まずどこを見せてあげるべきか?

こう言った他者視点はデザインにメッセージを生みます。

自分勝手に、好みで作ったデザインと、
見る人、読む人のことを考えたデザインは見ただけで伝わってくるメッセージがあるのです。

デザイン=クリエイティブとは個性の塊のようなイメージがありますが、クリエイティブ、クリエイティブと個を求めすぎてしまうと、誰にも伝わらないデザインになってしまうので注意が必要です。
デザイナーとは世の中にその物事をわかりやすく伝える役割りを担っています。
常にどう作れば伝わりやすいのか?を考えれば自ずとデザイン力が身につくでしょう。