デザイナーとは一見見栄えの良い仕事かもしれません。
デザイナーと言う職業は、一般的に「おしゃれ」「かっこいい」「センス」と
言うイメージもあるのではないでしょうか。

僕自身もデザインの道へ進んだ時には、
「macを片手にスターバックスで作業」
なんて理想を描いて専門学校に通っていました。

ですが、デザインとは、もっとも地味で、
かつ裏方に徹していなければならない仕事の一つなのです。

例えば、ある有名な方の写真をデザインの一要素に使用するとします。
その際、自身のデザインによって、その写真の良さを潰してしまう、半減させてしまうことが考えられます。

「デザイナーは常に他者のことを考える」とは別のコラムで書きましたが、
ここで言う他者のこと、つまり「ユーザー」です。
ユーザーが一番見たいものがその写真(人物や商品)をいかにうまく見せるかも
他者の事を考える一つの要素になります。

その基本的な考えが派生し、
・コピーの見え方
・視線の流しやすさ
・スクロール、入力のしやすさ
などもWebページを作る上で考慮すべき項目です。
それがLPO(ランディングページ最適化)にも繋がります。

また作る工程でも同様のことが言えます。
ある企画を考える場合、デザイナーは周りにより事柄をわかりやすく伝える能力を持っていなければいけません。
資料やプレゼンなども、より相手のことを考えた配慮や考え方が大切になります。

つまり、デザインをする上でそもそも必要なものとは
「気遣い」です。
相手を気遣って行動・配慮できることこそがいいデザインを作る要因になるのです。

ぜひデザインする際は、いかに相手のことを考えて作るかを考えて
取り組んでみていただければと思います。