今回は私がスクールを立ち上げた理由の一つのでもあるお話です。

デザインを扱えると言うことは、つまり「ものを作り出せる」と言うこと。

ビジネス上でそれはすごく有利な点です。
作り出したくても、頭の中に構想はあるけど、どうしていいかわからない。
と言う方はたくさんいるのです。

私の方にもたくさんの方から、特にwebに取り組む際に
こういったご相談をいただくことがあります。

当然ですが、「ものを作れる」と言う事は、
違う言い方をすれば「ものを増やせる」と言うことでもあります。

世の中はものであふれており、
今の世の中、相当高額なもの、貴重なものでなければ
大抵のものは手に入ります。

スキルやサービスも一緒です。

扱えるようになり、そこからビジネスがうまれ、
お金がもらえるようになれば、当然数や量で勝負する方も出てきます。

スクールでもお伝えしているように、デザインは資格も必要なく、
扱えるようになればデザイナーとしても語れ、制作を受けられるようになります。

しかし、お客様が満足しないものを提供すること、
お金をもらうだけにデザインを駆使すること、
これだけはもの作りができる人間としてやってはいけないことなのです。

例えば、初めから成果が見込めないもの(手抜きなもの)、
デザイン物として評価されないもの(素人レベルのデザイン)、
これらを納品することは、世の中に無駄なものを生み出していると一緒です。

残念ながら、世の中には「このクオリティでデザイナーか?」
と言う方も少なからずいます。

私としても会社としてデザイナーを雇用する際に、
何度も悩んだことがありました。

面接時にポートフォリオを見せていただいて、実際に働いてみると
まったくデザインができない。。。
一体どこから作品を持ってきたのか不明でした。。

悪く言うと、エセデザイナーがビジネスで成功しないよう、
スクールでしっかりデザインやマーケティング、提案力をお伝えし、
世にデザインやものづくりを必要としている企業に役立って欲しいと願っています。

スキルは単なる武器ではなく、扱うだけの責任を持つべきと考えます。